こんにちは、うにです!
いつもの書店で案内ポスターを見かけて、去年から気になっていた「ブックサンタ」。
今年こそやってみようかな~と思っていたところ、冬のボーナスが100万円くらい出たので、
今だ!と思い立って、試してみることにしました。
ブックサンタは、本を寄付して子どもたちに贈るチャリティー活動です。
誰かに贈るならどの本がいいかな?と考えるのが楽しかっただけで、なにか大層な動機をもって参加したわけではないのですが、
もっと広がってほしい素敵な取り組みだな~と思ったのでご紹介します。
という方の参考にしていただけるとうれしいです。
ブックサンタってどんな取り組み?
公式サイトはこちら。
『ブックサンタ』は、NPO法人チャリティーサンタが全国の大変な境遇に置かれた子どもたちに本を贈るため2017年に書店と連携してスタートした社会貢献プロジェクトです。
本を贈りたいと思った人が本を買うと、チャリティーサンタをはじめとした全国数百のNPOを通じて、子ども達へ本のプレゼントが届きます。
ブックサンタは、お客さまに寄付(購入)いただいた本を、様々な事情で大変な境遇にいる子どもたちに届ける取組です。(ブックサンタ公式ホームページ)
本を贈る場合の参加方法は、実店舗とオンラインの2種類あります。
実店舗で参加する場合
参加書店は全国47都道府県、全1,683店舗。
店頭にポスターが貼ってあったら対象です。公式ホームページでも確認できます。
手順は簡単で、
で完了。要するに、ただ本を買ってその本を置いて帰るだけです。
個人情報を開示する必要がないのがうれしいですね。
こういうチャリティーや寄付系って運用元が怪しかったりしないかな?と心配になったりしますが、
馴染みのある大型書店が揃って参加しているのを見て、「これなら大丈夫そう」と判断しました。
今回はこっちの方法で参加しました!
オンラインで参加する場合
ブックサンタオンライン書店で本を選んで購入することができます。
オンラインで完結するのでこちらのほうが手軽ですが、ブックサンタオンライン書店のおすすめ書籍の中からしか本を選べないので注意。
という方にはこちらがおすすめです。
どんな本を選んだらいいの?
公式の情報から、推奨されている書籍は以下の通りです。
・0〜18歳の子どもに適した本
・クリスマスや誕生日などにプレゼントとして楽しめる本
・絵本、物語、雑学、図鑑など
・1年を通じて届けるため、クリスマス関連以外の本もOK
一方で、対象外もしくは非推奨の本もあるので注意しましょう。
・コミック(学習まんが等は可)、雑誌、学習参考書は対象外
・古本や玩具、文具類も対象外
・ロングセラーの名作絵本などは、すでに所持している場合も多いので選ばれにくい
・複数巻に渡るものは揃えられない可能性があるのでおすすめしない
「クリスマスプレゼント用途」とは限らないんですね!
実際にやってみた
悩ましい本選び
ブックサンタオンライン書店のタイトル一覧を見ると、だいたいの雰囲気がつかめます。
「長くつ下のピッピ」「秘密の花園」「カラフル」「きみの友だち」…歴代の愛読書が思い出されて、懐かしいことこの上ないラインナップ!
一方で「正欲」「六人の噓つきな大学生」とか、最近の話題書もたくさん含まれていて意外でした。
ネットで調べたら結構コアなやつを選んでる人もいて、案外何でもいいんだな~という感触。
最初は「児童書から何か選ぼう」と思っていたのですが、せっかくなので今の自分の目線で面白いと思う本で選ぶことにしました。
・あんまり道徳的なやつ(いかにも「大人が子供に読ませたい感じの本」)は避けたい
・かといって残酷描写があるものも避けたい
・オチを知って終わりでなく、何回読んでも楽しめる物語がいい
・本に興味がなくてもプレゼント感を楽しめるように、装丁がきれいなものがいい
などなどいろいろ悩んで選んだ一冊がこちら、カズオ・イシグロの「クララとお日さま」。
うにが今年読んだ中で一番「家に置いておきたいと思う本」なので、これにしました。
家にあるのは文庫本版で、カバーイラストがとてもとても気に入っているのですが、今回は贈り物なのでハードカバー版を選ぶことに。
ハードカバー版もめちゃくちゃかわいいです。
店員さんにお願いしてお会計。ちょっと混乱も…
“レジでお会計するときに「ブックサンタで」と伝えればOK“
とのことだったのでその通りにしたところ、「サンタデリバリーですか?」と訊き返されてちょっと混乱。
その書店ではクリスマス時期に合わせて、似たような名前の別のイベントが同時並行していたみたいです。知らなかった…
「別の呼び方もあるのかな?」とよくわからず最初に頷いてしまったので、そのまま進めたら我が家にサンタさんが来てしまうところでした。
あわてて「ブックサンタ、寄付の方です」とお伝えして、事なきを得ました。
何の心の準備もなくフラッとお願いしてしまったのでこんな感じでしたが、
レジでワタワタしたくなければ、その書店で他に紛らわしいイベントがやっていないかチェックしておくといいかも。
あるいは店員さんの中にも「ブックサンタ」に詳しい/詳しくないの差ががあるので、
「サンタのイラスト入り缶バッジを付けた店員さん」を探すとスムーズだそうです。知らなかった…
うには多分缶バッジつけてない店員さんでしたが、丁寧に対応していただけました!
ブックサンタに参加した記念?として、ステッカーとサンクスレターをもらえます。
毎年デザインが変わるようなので、SNSに載せたり、年ごとに収集しても楽しいかもしれないですね。
まとめ
本記事では、本の寄付「ブックサンタ」という取り組みの紹介と、実際に試してみた体験談をご紹介しました!
人に贈る1冊を考える時間がとても楽しかったので、来年もぜひ参加したいです。
実際のところ本なんて趣味嗜好のかたまりなので、他人に贈られた本を子どもが喜ぶか?と考えると微妙なところはあると思うのですが、
「プレゼントを貰える」という体験に付随するワクワク感だけでも、何か寄与できるものがあれば嬉しいなと思っています。
この記事が、ブックサンタにご興味がある方の参考になりますと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪